ナット・サドル材あれこれ・・
ナット・サドルはギターの音を決定すると言っていいくらい
大事なパーツです(まぁ、私が言わずとも皆様ご存じかと)。
ミサハマギターのオススメは、やはり「牛骨」ですね。
こと、低価格モデルのギターのナット・サドルは基本的に「プラスチック」
硬いユリアという樹脂ですので、悪くはないのですが、やはり量産型なので
成型時に必要な「穴」が開いている訳です。音的にはマイナスですね。
結局、「硬い」材を使えば、サスティーンの良い、伸びる高音になります。
オーソドックスな素材で言えば・・・
真鍮(ブラス)⇒象牙・牛骨⇒樹脂⇒木
となるんじゃないかな、と(私論です)。
「なんじゃい?象牙ってそんなもん?」いやいや、私の中ではやはり、
「象牙マジヤバ!」最高やと思います。
伸びだけでなく、温かみも合わせ持つのが「象牙」の魅力。牛骨に比べて
音がまろやか~に、温かく感じます(^^)
ただ、トップやサイド・バック材との相性もあります。一概に「牙や骨」が
全て最高って訳やないです。
例えば「メイプル材」・・・これに「牛骨」ナット・サドルを換装させると
メイプルの硬めな音に骨独特の「キーン」とした伸びが合わさって、たまに
違和感を感じる事があります。
FGで言えば、FG-110。骨でやってしまって「あれ?音が硬すぎる?」と
感じた事もあります。
メイプル仕様のギターには、プラスチックもまんざらではないって事です。
エボニーとか、木でも面白いかも?
牛骨でキーンと伸びすぎた感を抑えるのに、ブリッジピンを木製に換えて
音を落ち着かせると言った方法もあります。
音色は個人差が激しいので、作成依頼される前にご相談頂いた方が良いと
思います(^^)
ミサハマギターでは、ナット・サドル材に「象牙」「牛骨」「水牛角」
そして「エボニー」があります。
ご指示頂ければ、作成いたします(^^)