

フレット打ち替え作業
「フレット打ち替え時期はいつくらい?」ってよく聞かれます。 答えは・・・「替えようと思った時」ですな(笑) ベコベコに凹んでいても気にされない方もおられますし、少し 減ったくらいでも交換される方もおられます。 擦り合わせをして、フレットに山が無くなったギターの音は、 やはりもう一つだと言えるかも知れませんね・・・。 これくらい減ってたら、交換した方がいいかもですね。 フレットを温めながら丁寧に抜いて、指板をサンディングして、そこから ようやく打ち込み作業となります。地味に神経を使います(笑) お好みの太さ、高さのものに交換も可能です。 抜く作業も、意外に気を遣います・・・ プレス機を使って打ち込んでいきますが、ハイフレット及び仕上げ打ちは やはり手でカンカン打ち込んでまいります。 フレット打ち替え(標準的なフレット材) 22,000~(ナット・サドル交換費含む) ヤマハギターの場合は上記金額より10%割引! ・・・はい、ヤマハ贔屓です(笑) ともかく、お気軽にご相談下さい。 現在、約1か月の納期を頂いております。


ブリッジピンいろいろ・・・
弦をブリッジに固定するための「ブリッジピン」
これにも色々と種類があり、その材質によって音が
微妙に変わります。 だいたい、メジャーな所で・・・
・プラスチック
・木製
・牛骨/象牙/TUSQ
・真鍮(ブラス)
ですかね?まぁ、他にもあるでしょうけど。 硬い素材の方が、サスティーンが伸びる(良くなる)傾向が
あります。真鍮に変えると、一発で分かります。
個人的には木製が好きです。硬すぎず、柔らかすぎず。
でも、好みですから「これがええ!」ってもんじゃないですがね。
プラスチックが悪い訳ではありません。
象牙やからええってもんでもありません。 ギターのボディ材もそうですが、最後は「好み」です。
色々試してみるのも楽しいと思います♪ ナットはちょっと柔らかめ
サドルは硬め
ピンはほどほど FGに関してはこれがええんちゃうかと思ってます。 そう思えば、50年前のFG赤ラベルはこのパターンです。
ナット:樹脂 サドル:骨 ピン:プラスチック 黄金比率ですな♪


ギブソンサウンド
ギブソン「ハミングバード」のリペア完了。 ブリッジ剥がれのリペア。剥がして再接着!! 1週間ほど放置プレーで、剥がれ再発ないか確認して お渡しとなります。 ナット・サドルの摩耗もあったので、取り急ぎ牛骨で 作り変えました。 弾けば、ゴリッゴリのズーンという、ギブソンらしい 音が出ております。関西人なもんで、ゴリっとかズーンとか 音の表現が多い事、ご容赦下さい(笑) でも、これぞギブソンの音。ADJサドルの音の方が 好きなのですが、固定サドルのこのゴリッゴリとした サウンドも好きですわぁ~♪ ヤマハにもADJサドルモデルありますが、やはり音は 全然違います。もちろん、ヤマハの音はギブソンでは 出せませんけどね。 メーカーによって、同じ木を使ったギターでもここまで 音が違うか・・・ リペアで色々なギター扱えるのは、その音の違いを試奏と いう事で感じられる事ですかね♪